パーキンソン病におけるドパミン神経系の変化 大阪市西成区天下茶屋康祐堂鍼灸院 | 大阪の康祐堂あけぼの漢方鍼灸院

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パーキンソン病におけるドパミン神経系の変化 大阪市西成区天下茶屋康祐堂鍼灸院

2016/02/09

1.1 ドパミン神経系とドパミン合成・代謝経路
 主な中枢ドパミン神経系として、黒質から投射する黒質-線条体経路と、中脳被蓋から投射する中脳-辺縁系路および中脳-皮質路が知られています。黒質-線条体路は運動機能に、中脳-辺縁系路と中脳-皮質路は報酬系や前頭葉機能と関連し、快感、意欲、学習、遂行機能などに関与します。
 Fearnley&Leesは、黒質ドパミンニューロンの脱落を部位別、経時的に検討し、腹外側の細胞から脱落していくこと、各部位とも運動症状出現の5年前から脱落が始まること、さらに進行と早い腹外側では約20年で細胞が消失することなどを報告しました。背内側の細胞は最も遅れて脱落します。運動症状出現時点で黒質の細胞は50~70%が脱落し、ドパミン濃度は7~80%程度減少します。同じドパミンニューロンでも辺縁系や前頭部に投射するドパミン系の起始部である中脳被蓋の細胞や青班核のノルアドレナリンニューロンは緩徐に脱落します。
 生化学的側面ですが、ドパミンはドパミンニューロン内において、L-チロシンからL-dopaを経て合成されます。末梢性に投与されたL-dopaが吸収され、ドパミンへの合成を経て代謝される過程と代謝産物を示しました。このドパミンの合成・代謝経路がわかれば、PD治療においてL-dopaと併用されるドパ脱炭素酵素阻害薬(DCI:末梢血管内においてL-dopaをドパミンに代謝させるドパ脱炭素酵素の働きを阻害して、L-dopaの脳内移行率を高める作用をもつ)、COMT阻害薬(L-dopa製剤は脳に至る前に血液中のカテコールアミン-O-メチル基転移酵素(COMT)によって分解されるが、COMT阻害薬L-dopaL-dopa)、MAO-B阻害薬()がどの部分に作用しているのかがよく理解できると思います。死後脳研究では、ドパミンの代謝産物である3,4-シドロキシフェニル酢酸(DOPAC)やホモバニリン酸(HVA)が平均して50%程度に減少しています。

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