難病である片麻痺やパーキンソン病、リウマチなどの難病は、患者様本人よりも家族が困っているケースも実際は多く、そのような方々も患者様の鍼灸治療を通じて改善されることは何よりもの喜びです。

　私の学んできた技術が一人でも多くの悩まれている方のお役に立てることが出来ればと、大阪の天下茶屋で日々「脳活性リハビリ鍼灸」や冨田式HSP温熱療法などを行っています。

　不妊鍼灸をはじめたのは、前職の医療機関で末期のがん患者様に関わる中で、亡くなっていく命にどうしようもない寂しさを感じていて、ふとその時に「そうだ、病気の患者様だけではなく、持てる知識と技術で生まれてくる命も助けていきたい！」と思ったことがきっかけでした。
実際に自分がこれまで十余年勉強してきた自己免疫疾患や身体の血流を改善してがん治療の効果を高める、という内容の治療を一般の症状をもった患者様に施したところ、不妊にも顕著な成果が出るようになったのです。

　私が学生時代に老人ホームにボランティアに行っていたことがありました。鍼や手技療法でしていた時に、一緒に行ったエステなどをするメイクアップ アーティストの方がいて、その方が80代の女性たちに赤いスカーフやちょっとしたお化粧などをしてあげるとムスッとしていた顔が機嫌よくなって、自分か ら鏡を見たり、歩き出したり、おしゃべりしたりし出したことがありました。

　これを目の当たりにして、「治療やケアもいいけれども、女性が美しくなることって年齢関係ないし、それだけでイキイキするんだな。」と感じました。

　私自身は男性で美容は全く興味がなかったのですが、女性からするとキレイな自分になることが生きる活力だったりするのです。これが美容鍼灸をしたきっかけでした。

　もう一つは、難治患者さんをよく見ていたので、アトピーの患者様のお肌を良くする治療や全身の免疫状態を良くするための治療を元気な健康な方にしたところ、非常にお肌が良くなった方や体調が良くなったという方が多くいました。
こういった経験を経て、同じように他の方にも体験していただきたいと思い、始めました。