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②ドパミン受容体のサブタイプと持続的刺激療法

2016/02/13

パーキンソン(PD)の患者の持続的な受容体刺激はドパミン系神経伝達における過敏反応性の獲得を予防し、あるいは獲得された過敏反応性を解消させる可能性があります。PD治療の基本方針として推奨される持続的ドパミン刺激療法(contiguous dopaminergic stimulation)は、ジスキネジアなどの運動合併症を改善できるとのエビデンスが、L-dopa持続経腸投与、apomorphine持続皮下投与、rotigotine経皮投与などの持続的薬剤送達法の発達により蓄積されてきています。なお、レビー小体型認知症(DLB)患者は抗精神病薬に過敏反応を示しやすいことが知られていますが、ドパミンD2受容体結合親和性が高い症例では低い例に比べて錐体外路症状が生じにくいと考えられています。
 近年、機能放射線画像により中枢神経伝達動態が生体で評価できるようになりました。すなわち、[14C]raclopride PETを用いたドパミン放出動態の検討によると、PD患者においてドパミンの放出が減少していること、疾患進行に比例してL-dopa投与時に線条体において一過性にドパミンの放出が拡大すること、ジスキネジア合併PD患者へのL-dopa投与時において顕著にドパミンの放出が増加することなどがわかっています。また、ドパミントランスポーターの減少や、D2受容体結合親和性の亢進も報告されており、死後脳やPDモデル動物を用いた研究の成果を支持する結果が得られています。

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