脳卒中とリハビリテーション その15 脳卒中ユニット
2016/06/24
こんにちは、大阪市西成区天下茶屋の康祐堂鍼灸院です。
前回は、「証拠に基づく医療」の中についてお話ししました。
今回は「脳卒中ユニット」についてお話ししていきます。
さて、前回は証拠に基づく医療のお話しの中で薬の話を取り上げましたが、リハビリテーションの場合、話はややこしくなります。それは治療しない群というのを設定すること自体が難しいからです。実際問題としてリハビリテーションをしないで様子を見させてください、という申し出に対して患者さんが同意させることはありえません。
現在わかっているのは、とくに欧米を中心とした複数のランダム化比較試験の結果、リハビリテーションを含めた脳卒中に特化した医療チーム(医師、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、医療ソーシャルワーカーなど)が整っているような病棟(脳卒中ユニットとよばれる)では、そうでない病棟に比較して、脳卒中の患者さんの日常生活動作や歩行などの能力を改善する効果が高いいこと、入院期間がより短くてすむこと、自宅復帰できる割合が高まることです。脳卒中ユニットという脳卒中に特化した病棟での、リハビリテーションを含めた専門的かつ多方面からのチーム医療が、脳卒中の後遺症を軽減するのに役立つわけです。
今回はちょっと短いですが、ここまでです。次回は「脳卒中ユニットーなぜ効果があるのか?」についてお話ししていきます。
脳梗塞、脳卒中、片麻痺なら大阪市西成区天下茶屋の康祐堂あけぼの漢方鍼灸院
院長 冨田 祥史(山元式新頭針療法 YNSA学会 評議員)
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