不妊と栄養 その17「男性の不妊予防には亜鉛を」
2017/07/10
こんにちは、大阪市西成区天下茶屋の康祐堂あけぼの漢方鍼灸院です。
前回は「低血糖タイプの対策」というテーマでお話しました。
今回は「男性の不妊予防には亜鉛を」というテーマでお話します。
さて、パートナーの男性に、積極的にとってもらいたい栄養素は亜鉛です。亜鉛は、精子形成や前立腺の働き、精子の運動と活発化にもかかわっていて、「セックスミネラル」という別名があります。亜鉛が欠乏すると、意欲や性欲が低下するといわれています。近ごろは、亜鉛欠乏の男性が多くなっているといわれていますが、これは食生活と深くかかわりがあるのです。
男性は女性に比べて、外食やファストフード、インスタント食品で食事をすますケースが多く、アルコールの摂取量も増えがちです。加工された食品は亜鉛の含有量が少ないため、十分な量を体にとり入れることができません。また、アルコールを分解するときに亜鉛が使われるので、飲酒量が多いとその分、亜鉛は欠乏してしまいます。よほど意識して亜鉛をとらない限り、亜鉛欠乏は改善されないのです。
亜鉛には、血糖値を下げるインスリンの分泌を調整する働きもあります。亜鉛が欠乏するとこの調整機能に支障をきたし、インスリンの出が悪くなることがあります。その結果、血糖値が不安定になり、低血糖症につながることもあります。
赤ちゃんを授かるには、女性だけでなく、男性の栄養状態の改善も必要なのです。
今回はここまでです。次回は「ママになるために必要な栄養素」というテーマでお話していきます。
「妊娠率」61.7% アンチエイジング不妊鍼灸の康祐堂あけぼの漢方鍼灸院
院長 冨田 祥史(山元式新頭針療法 YNSA学会 評議員)
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