関節リウマチ④
2018/08/02
関節リウマチの疑いがある場合、問診の後、まずこのような項目の血液検査をして関節リウマチかどうかを確かめます。
血液検査
項目 | リウマチによる変化 | |
---|---|---|
免疫に関連するもの | リウマトイド因子(RF) | 陽性になる |
抗シトルリン化ペプチド抗体(抗CCP抗体) | ↑(上昇) | |
MMP-3(マトリックスメタロプロテアーゼ‐3) | ↑(上昇) | |
免疫グロブリン
|
↑(上昇)
|
|
炎症に関連するもの | CRP(C反応性タンパク) | ↑(上昇) |
ESR(赤血球沈降速度[血沈、赤沈])
|
↑(促進)
|
|
貧血に関連するもの | 赤血球 | ↓(低下) |
Ht(ヘマトクリット) | ↓(低下) | |
Hb(ヘモグロビン[血色素量]) | ↓(低下) | |
血小板
|
↓(低下)
|
|
リウマチ以外の病気と区別するもの | 抗核抗体(ANA) | 陰性になる |
血液検査のほかに、画像検査を行い、関節の状態や炎症がどの程度あるのかを調べます。
画像検査には、エックス線検査(レントゲン検査)、MRI検査、関節超音波(エコー)検査などがあります。
画像検査
エックス線検査(レントゲン検査)
基本的な画像検査です。エックス線撮影で、関節や骨の状態を確認します。
MRI検査
骨の状態を敏感に確認することができ、また滑膜や関節の周りの筋肉や靭帯、軟骨といった骨以外の組織の炎症や腫れを確認することができます。早い段階での関節リウマチの変化や、関節リウマチの活動性(勢い)を評価することができます。
関節超音波(エコー)検査
関節の中で起こっている炎症をリアルタイムで確認することができます。骨の破壊も敏感にみることができます。関節の中の血液の流れ方や滑膜の厚さなどがわかるため、関節リウマチの活動性の評価にも役立ちます。
次回はリウマチの診断についてお話していきます。
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