アトピー性皮膚炎⑤【大阪で鍼灸治療を受けるなら康祐堂あけぼの漢方鍼灸院へ】
2019/04/25
アトピー性皮膚炎の血液検査
血液検査では、TARC(ターク)値、好酸球数値、総IgE抗体値、特異IgE抗体値を測定します。
すべて健康保険で検査できます。
*TARC(ターク)値
アトピー性皮膚炎の重症度をよく反映します。
重症の人は3,000pg/mlを超える場合もあります。
治療によって500~700pg/ml以下まで下がると、見た目でもアトピー性皮膚炎とはわからない程度に軽症になった証拠です。
TARC値は月に1回、健康保険で測定できます。
自分の病気の状態を数値で理解できるため、治療意欲につながります。
*好酸球数値
好酸球は白血球の仲間です。
一般にアレルギー疾患で高くなることが知られています。
TARC値と異なり、アトピー性皮膚炎の重症度の細かな指標にはなりませんが、アレルギー体質があるかどうかの指標になります。
医療機関により正常値は若干異なりますが、九州大学では、4%以下を正常値としています。
*総IgE抗体値
IgE抗体はダニや食物などのアレルゲンに反応する血清成分です。
重症になるにつれて、高くなることが知られています。
TARC値と異なり、アトピー性皮膚炎の重症度の細かな指標にはなりませんが、アレルギー体質があるかどうかの指標になります。
医療機関により正常値は異なりますが、九州大学では、250IU/ml以下を正常値としています。
*特異IgE抗体値
IgE抗体の中で、ダニに特異的に反応するIgE抗体や、食物に特異的に反応するIgE抗体などを測定する検査です。
食物アレルギーのように、食後30分くらいでかゆみや赤みが出現するような疾患では、食物特異的IgE抗体値の測定は、疑わしい食物アレルゲンを特定する際に非常に有用です。
アトピー性皮膚炎では、ダニ、スギ、小麦、卵白、牛乳、大豆、カンジダ、マラセチアなどの特異IgE抗体値を測定します。
通常は、ダニに対する特異IgE抗体値がピークとなる分布をとります。
ダニの値が一番高い場合は、普通のアトピー性皮膚炎ですので、経験上ダニアレルゲン対策はほとんど必要ありません。
ただし、患者さんにほこり過敏などの訴えがある場合は注意深く対処します。
またごくまれに、ダニに対する特異IgE抗体値が低く、他のある特定のアレルゲンに対する特異IgE抗体値がピークになる患者さんがいます。
そういう場合は、アレルゲン対策に注意しながら治療を行います。
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