くも膜下出血⑨【大阪で鍼灸治療を受けるなら康祐堂あけぼの漢方鍼灸院へ】
2019/06/20
破裂の前触れ
脳動脈瘤は破裂する前に分かることもあります。
動眼神経麻痺といって、片方の瞼が開かなくなり、両眼で物を見るとダブって見える(複視)様になることがあります。
これは内頚動脈後交通動脈分岐部瘤という動脈瘤が大きくなり動眼神経を圧迫した時に起こります。
破裂の前触れと考えられ、入院して手術を行います。
また動脈瘤が視神経を圧迫すると視野が欠けたり、視力が落ちたりすることもあります。
判断が難しい「警告頭痛」
またくも膜下出血の頭痛より少し軽い頭痛があって見過ごしていると、そのあとにくも膜下出血を起こす例があります。
これは少量のくも膜下出血が起こったものと考えられ、警告頭痛ともいわれますが、この時点で入院して治療ができている例はあまりありません。
どちらにしろ殆どの例はくも膜下出血で発症し、病院に搬送されます。
見つかることが多くなってきた「未破裂脳動脈瘤」
最近ではMRAが簡単にできるようになり、他の病気でMRIを撮ったり、脳ドックで検査をした場合に破裂していない未破裂脳動脈瘤が見つかることが多くなってきました。
脳ドックの調査などをまとめてみると未破裂脳動脈瘤は40歳以上の中高年の5%以上の人が持っていると考えられます。
70歳以上では10%を超えるというデータもあります。
また家族の2親等以内にくも膜下出血の人がいた場合は10%以上の保有率になり、家族で同じ病気になる確率が高いといえます。
未破裂脳動脈瘤の破裂率については今迄色々な報告がありますが、年間0.05%から2%と報告されており、未だはっきりしたことがいえません。
しかし100人に1人前後が一年間の間に破裂すると考えていいと思います。
最近では未破裂脳動脈瘤が見つかった場合に5mm以上、70歳以下であれば破裂する前にネッククリッピングやコイル塞栓術を行って破裂を予防する手術が行われています。
しかしこの治療法にもリスクが伴います。
御自分の家族がくも膜下出血を起こした場合、心配であればMRAの検査を受けてみるのもいいかもしれません。
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