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多系統萎縮症⑩【大阪で鍼灸治療を受けるなら康祐堂あけぼの漢方鍼灸院へ】

2019/12/02

一般的な治療法

 

多系統萎縮症(MSA)は難病ですが、症状の改善薬があります。

パーキンソン症候群に対して、パーキンソン病に準じて、エルドパその他の薬を用います。

小脳性運動失調に対して、タルチレリン(セレジスト)などを用い、運動・作業のリハビリテーションを行います。

起立性低血圧に対して、塩分負荷食、下肢弾性ストッキングと腹帯を行い、十分でない時、昇圧薬(尿道をしめて残尿が増えることがあるので、注意して使用します)、ステロイド系塩分保持薬(血清カリウムが下がる場合はカリウムを補充します)を用います。

自宅での臥位・座位・立位時の血圧測定が有用です。

排尿障害は、過活動膀胱(尿もれ、頻尿)に対して抗コリン薬を用いますが、残尿が増えることがあるので、注意して使用します。

残尿が100 ml以上ある場合、残尿100 mlに対して1日1回、残尿200mlに対して1日2回、間欠自己導尿(CIC, シーアイシー)を行います。

残尿を減少させるアルファ遮断薬は、血圧が下がることがあるので、注意して使用します。

睡眠時無呼吸、喉頭喘鳴に対して、簡易呼吸補助器(CPAP, シーパップ)を就寝中使用します。

必要時、自宅での簡易携帯酸素飽和度計が有用です。

MSAは厚生労働省特定疾患(公費負担対象)であり、必要時申請を行います。

 

 

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