顔面神経麻痺⑦【大阪で鍼灸治療を受けるなら康祐堂あけぼの漢方鍼灸院へ】
2020/05/02
主観的評価法
現在主に使用されているのは、顔面各部位の動きを評価しその合計で麻痺程度を評価する部位別評価の40点法(柳原法)、顔面全体の表情運動を概括的に捉えて評価するHouse-Brackmann法、麻痺回復後の後遺症評価に重点をおいたSunnybrook法があります。
A.40点法(柳原法)(図1a,1b)
安静時の非対称性と、顔面神経の各分枝を考慮した9種の表情運動の10項目について3段階で評価し、その合計点で評価します。
Bell麻痺・Hunt症候群の回復経過(主に6ヶ月程度)の評価を目的として作られており、国内では最も一般的に用いられていますが、発症から1~2ヶ月の経過観察で機能予後をある程度判定できるため、術前評価法として神経再建をすべきか否かの判断の一助となります。
また部位別評価のため、術前評価として顔面神経のどの分枝の神経再建が必要かの判断に、また術後評価としては分枝毎の回復の評価ができます。
しかし評価基準が3段階(動く、健側よりは動かない、動かない)のため、術後評価としては実際には大雑把すぎるのが問題です。
B.House-Brackmann法(図2)
顔面全体の表情運動を概括的にとらえて6段階で評価する方法で、聴神経腫瘍術後の麻痺評価を目的として作られており、病的共同運動や顔面拘縮などの麻痺回復後の後遺症も考慮されています。
評価記載が簡便で検者間のバラツキも少なく、直ちに重症度が分かる利点があり国際的には広く用いられていますが、部位別評価や回復経過を見るには適さず、神経再建や動的再建などの術前・術後評価法としては必ずしも適していません。
C. Sunnybrook法(図3)
随意運動の回復、安静時非対称、病的共同運動の3要素から構成され、随意運動の回復点数から安静時の非対称と病的共同運動の点数を引き算した複合点で評価する方法であり、麻痺回復後の後遺症が十分に考慮されています。
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