封入体筋炎⑩【大阪で鍼灸治療を受けるなら康祐堂あけぼの漢方鍼灸院へ】
2020/09/07
3.輪状咽頭筋離断術
本治療法は、輪状咽頭筋の可動性が低下し、開大障害を認める症例で有効です。
多発筋炎と診断された82歳女性の輪状咽頭筋の生検を施行し、炎症細胞はほとんど認めなかったが、筋線維は高度に萎縮し、結合織の増生が著明であったと報告しています。
封入体筋炎でも同様の病理像が推測されます。
嚥下時の食道入口部が開口には、①食物を咽頭に送り込む舌の筋力②咽頭収縮筋の筋力③ 舌骨挙上などの随意的な運動に加えて、④軟口蓋の閉鎖や⑤輪状咽頭筋反射などの不随意な運動が関与しています。
輪状咽頭筋離断術は、⑤の障害の輪状咽頭筋嚥下困難症では、効果が期待されるが、炎症性筋疾患の場合はその他の要因の関与も推測されます。
離断術は、咽頭の動きや嚥下内圧が保たれている輪状咽頭筋の弛緩障害の症例が、最も適応があると報告しています。
嚥下造影のみでは、嚥下障害に⑤以外の要素がどれほど関与しているのかを判断するのは不十分で、術前にマノメーターによる嚥下内圧検査を施行する必要があります。
4.ボツリヌス毒素治療
輪状咽頭筋離断術の代わりに、ボツリヌス毒素を内視鏡的に輪状咽頭筋に投与する方法で、輪状咽頭筋離断術とその効果機序は同じです。
輪状咽頭筋嚥下困難症では、効果が6ヶ月持続 したとの報告もあり、今後症例の蓄積が必要です。
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