不眠症
- 寝付きが悪く、途中で目が覚める
- 眠りが浅く、短いので日中眠い
- 睡眠薬を飲んでいるが、飲まなくても眠れるようになりたい
- ストレスを軽減し、スッキリ目覚めたい
- 夢をよく見る、寝汗がある
不眠の症状とは?
不眠症とは、入眠障害(なかなか寝付けない)
・中途覚醒(一度寝付いたあとに何度も目が覚める)
・早朝覚醒(朝早く目が覚めて再度寝付けない)
・熟眠障害(眠りが浅く良く眠れた感じがしない)
などの睡眠問題が1ヶ月以上続き、日中に倦怠感・意欲低下・集中力低下・食欲低下などに繋がり、体や心に不調が出現する病気です。現在、日本成人における約5人に1人が睡眠に関しての問題を抱えていると言われており、その中の10人に1人が不眠症で悩んでいると言われています。
女性に比較的多く発症し、加齢とともに生じやすいとも言われています。不眠が続くと不眠恐怖が生じ、緊張や睡眠状態へのこだわりのために、なおさら不眠が悪化するという悪循環に陥ります。
不眠症はなぜ起こるのでしょうか?
心理的原因
何らかのストレスに関連して起こる不眠。特に眠れなくなった前後の出来事を、詳しく検討することで、明らかになってくることがあります。
身体的原因
身体の病気や症状が原因で起こる不眠。
身体的な病気や症状を治療することで、改善されることがあります。
精神医学的原因
精神や神経の病には、不眠を伴うことが少なくありません。なかでも不眠になりやすいのは、不安と抑うつです。
憂うつな気分が続いたり、これまで楽しかったことが楽しめなかったりするのは、うつ病かもしれません。それが原因で眠れなくなったりします。慢性的な不眠症では、3分の1から半数は、何かしらの精神医学的な疾患を持っているとも言われています。落ち込んだり憂うつな気分が続く時は注意が必要です。
薬理学的原因
服用している薬や、アルコール、カフェイン、ニコチンなどが原因で起こる不眠があります。
代表的な薬には、抗がん剤、自律神経・中枢神経に働く薬、ステロイドなどがあります。
服用しているお薬、飲酒、喫煙、カフェイン摂取の習慣がないかを確認することが大切です。
ドリンク剤には意外とカフェインが多く含まれているので注意が必要です。
生理学的原因
睡眠を妨げる環境による不眠があります。
海外旅行や出張による時差ボケや、受験勉強や職場の勤務シフトなどによる生活リズムの昼夜逆転など、ライフスタイルが大きく変わると、眠ろうとする機能が低下し、眠る機会が妨げられることがあります。先ずは少しでも眠りやすい住環境、例えば就寝前には照明を落とし、起床時には上げるなど、光のコントロールを考えたり、心と体がリラックスできるよう工夫してみましょう。
一般的な治療法
不眠症の治療は、「薬物療法」と「非薬物療法」の大きく2つに分けられます。
「薬物療法」では、薬による治療を行います。一方、「非薬物療法」では、薬を用いずに生活習慣の改善(睡眠衛生指導)により不眠症の治療を行います。不眠症の治療では、まず不眠の原因を診断し、薬物療法以外の治療を行います。不眠が他の疾患が原因となっている場合は、まずはその原因となる疾患の治療が優先となります。
糖尿病の治療において、生活習慣の改善が重要であるように、不眠症の治療においても生活習慣の改善がとても重要になります。そして不眠症治療のゴールとは、薬物治療により十分な睡眠を得ることではなく、薬に頼らずとも十分な睡眠が得られるような生活習慣を作り出すことです。
不眠症に対する当院の治療法
当院では、不眠症に対して、鍼灸、温熱療法、漢方など、多面的なアプローチを行います。不眠症に対する鍼灸治療は医学が最も進んだアメリカでも認められており、米国の医学論文が多数存在します。
「鍼灸治療の不眠症に対するシステマティックレビュー」において、鍼灸治療は総睡眠時間に対して通常の薬物療法単独よりも優れた効果を示したとしています。
「(うつの感情障害による)不眠症に対する鍼灸治療」においては、不眠症に対する鍼治療の不安やうつ病が効果的であるとしています。
また「脳卒中後の不眠症に対する鍼灸治療」においても、鍼治療は一種の機械的刺激であり、その効果の本質は、身体自身の調整機能と病気を治療するための自己リハビリテーション能力を刺激し促進することです。
鍼治療の利点は副作用なく睡眠の質を改善できるとしています。「妊娠関連の不眠症とメラトニンに対する鍼治療の効果」において妊婦の不妊においても鍼治療はおそらくメラトニン分泌の増加を通じて、妊婦の睡眠の質を大幅に改善することが示され、薬理学的療法の低コストで低リスクの代替治療として推奨される、としています。医学の最も進んだ米国においても不眠症に対する鍼灸治療はエヴィデンスのある治療法として研究されています。
最新の論文に基づいた治療
当院の不眠症の治療は国内外の最新の論文を参照して最も進んた治療法を、西洋薬のような副作用もなく安全に患者様に提供します。不眠症といってもお一人お一人症状は違いますので、そのかたのお身体の状態に最も適した治療法をオーダーメイドで行います。
また病院の治療と鍼灸治療を組み合わせることにより相乗効果も認められます。当院の鍼灸治療は、東洋医学的と西洋医学的な考え、どちらかに偏るのではなくお互いのいいところを組み合わせ、患者さんの症状や不眠の原因を見分け、時間をかけて丁寧に治療していきます。鍼灸治療は国内外の論文を参考にした治療と、世界で最も認められている頭皮に鍼をする特殊な鍼灸治療のYNSA(山元式新頭鍼療法)やお身体に鍼や灸をすることにより、脳血流や全身の血流を改善、自律神経のバランスを整えていきます。
また温熱療法を行い、HSP(ヒートショックプロテイン)というタンパク質を生み出すことで、細胞を保護し、コラーゲンを生成、免疫力が上がり、身体や心因的症状を取り除いてくれます。過去の研究においては温熱療法や鍼灸療法は睡眠の質を大きく改善しており、当院の患者様も良好な結果を得ています。
このように全身調節をおこない、正常な身体のリズムを取り戻すようにしていき患者さんの不眠の辛さを軽減し、脳機能を改善し、健康的で元気な毎日をサポートします。様々な不眠症でお困りの方、日中スッキリしたい方、薬の副作用が心配でお薬を減らしたい、やめたい方、ぜひ当院にお気軽にお問い合わせください。
施術料金
予約の変更・キャンセルについて
予約の変更やキャンセルにつきましては、メールもしくはFAX、お電話で緊急時を除いて前日までにお願いします。
当院は完全予約制の施術院ですので1日に拝見できる人数に限りがあります。
予約は先着順にお時間を決めさせていただいておりますので、後からのお問い合わせのかたの中にはご希望の日時をお取りできずキャンセル待ちをなさる方も多数おられます。
より多くの困っている方々に治療を受けて頂くために上記のキャンセルポリシーを守って頂ける方のみご予約お願いいたします。
なお、初診予約当日のキャンセルに関しては施術料の100%のキャンセル料を申し受けております。
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