脳梗塞③種類について
2021/04/12
①ラクナ梗塞
日本人(東洋人)に多いタイプで、脳の大脳深部(脳の深い部分)に血液を供給している細い動脈(直径100~300ミクロン、穿通枝(せんつうし)という)の異常によって起こるものです。1本の穿通枝が詰まった閉塞した場合、壊死に陥る範囲は最大でも1.5cmを超えないことから、脳の深い部分にできた直径1.5cm以下の梗塞をラクナ梗塞と呼んでいます。「ラクナ」はラテン語で、“小さなくぼみ”を指します。高血圧のために極端に血管壁が厚くなった動脈や、血管壊死が修復されて閉塞した動脈がラクナ梗塞の原因となります。梗塞自体は小さいですが、手足の運動 に関わる大事な部分が障害されるため、麻痺が重 度となったり、症状が進行する場合があります。意識障害をおこすことはありませんと言われております。
ラクナ梗塞では侵される範囲が狭いため、症状も大部分は半身不随などの片麻痺、感覚の低下やしびれ感などの感覚障害のみで、比較的軽症のケースが多く、意識障害を起こすことは極めて少ないです。1回だけの発作では大きな後遺症を残すことは少ないですが、繰り返し再発すると血管性痴呆やパーキンソン症候群などを来しやすいといわれています。
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