脳梗塞④種類について
2021/04/13
②アテローム血栓性脳梗塞(脳血栓症の一種)
動脈硬化(アテローム硬化)によって狭くなった血管に血栓ができ、ラクナ梗塞よりも太い血管が詰まって起こる脳梗塞が「アテローム血栓性脳梗塞」です。太い動脈が閉塞されるため、重症化するケースが多いです。食生活の欧米化で日本でも増加傾向にあります。
動脈硬化が基礎病変にあるために、生活習慣病が主因になります。動脈硬化により血管が狭くなっていき、狭くなった血管内腔の壁は不整なため血液中の血小板がこびりつき、さらに硬くなりさらに狭くなっていき最後は閉塞に至るものです。
動脈硬化の進行には、生活習慣病である、高血圧、糖尿病、高脂血症などが強く影響しています。高齢者だけではなく、若年者でも動脈硬化が脳梗塞の原因の20〜30%を占めるといわれています。症状は徐々に進行することが多く、時には一時的に麻痺や言語障害が出てその後改善する場合(一過性脳虚血発作といいます)もあります。
ご予約・お問い合わせ
必ずあなたのお悩みの症状を最短期間で改善することをお約束いたします。