脳梗塞⑨西洋医学での治療方法について
2021/05/06
③心原性脳塞栓症
・内科治療
抗凝固剤
心臓の中に血のかたまり(血栓)をできにくくするために用います。ただし量が多すぎると出血しやすくなり皮下出血、鼻血、血尿、血便などの問題を起こすことがあり、適正量をきびしくチェックする必要があります。
血栓溶解薬
血栓もしくは塞栓を直接溶かすための薬で、2005年から日本でも、脳梗塞発症3時間以内に治療可能な患者に対してアルテプラーゼの静脈注射の使用が認められました。これを使用することで、詰まった血管をいち早く再開通させ、脳に血液を再び送ることが可能となり、脳梗塞後の後遺症の程度が著明に少なくなることが証明されています。しかしその効果の反面、脳内出血を生じる危険性も高いため、治療を受ける場合には担当医の説明をきちんと聞いて、合併症についても理解した上で、同意をする必要があります。
・手術治療
<再開通>
アルテプラーゼが使用できなかったり無効な場合の方法としてカテーテル治療があります。血栓をつかまえて除去するデバイスや血栓を吸引するデバイスが許可され使用されています。
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