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脳梗塞⑩日常生活で気をつけること

2021/05/08

脳梗塞は突然に起こる病気、かかってからしまったと思っても手遅れ、そこで普段から予防しておくことが大切です。
突然に、「半身の手足が動きにくくなった」、「半身の手足あるいは顔面がしびれる」、「ろれつが回りにくくなって、うまくしゃべれない」などの症状が起こった時は脳梗塞が疑わしいので、すぐに病院へ行きましょう。その他、「急に視野が欠けた、見えなくなった」、「めまいがした」などと言う症状も要注意です。
脳梗塞は、朝、起きた時に気付くことが多いです。朝、起きた時に以上のような症状に気付いた時は、脳梗塞の始まりかもしれません。様子を見ないで、すぐに病院へ行きましょう。
脳梗塞は夏に多いです。その理由は暑さのせいで汗をかいて脱水、つまり血液がドロドロになりやすいからなのです。炎天下を避け、汗をかいたら十分な水分補給をしましょう。

心臓の不整脈から起こる脳梗塞が増えています。動悸がしたら、心房細動など、心配な不整脈でないかどうか調べてもらいましょう。

脳梗塞の最大の危険因子は高血圧です。次に高脂血症(血液中のコレステロールが高い)、糖尿病があります。このような病気にかかっていないか時々チエックして、早めに治しておくことが、脳梗塞の予防に一番、大切です。高血圧、高脂血症、糖尿病を放っておくと、将来、脳梗塞や心筋梗塞にかかることになります。しかし血圧が高くても、血液中のコレステロールが高くても、あるいは血糖が上がっていても、普通、痛くもかゆくもないので、治療を受けようという気になりにくいことに注意してください。タバコを吸っていると多血症、すなわち血液が濃く、ドロドロとした状態になり、脳梗塞にかかりやすくなることにも注意が必要です。

血液の流れを悪くする悪玉コレステロール対策もしましょう。適度な運動も欠かせません。長く続けるためには、あまり負担にならないウオーキングやジョギング、水泳などがおすすめです。これらのいわゆる有酸素運動 (たくさんの酸素を使って長時間続ける運動のこと) には、脂肪を燃焼させる働きがあります。特にウォーキングは、「歩く」という日常の動作ですので、すんなり始められると思います。脂肪を燃やすことはもちろん、悪玉コレステロールを減らしたり、血液量が増えるため血管の弾力性を強化することにもつながります。

 

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