脳出血④原因について
2021/05/29
原因としては、高血圧が最も多いです。長い間、慢性高血圧をそのままにしておくと、脳内の細い動脈が徐々に弱くなっていき、最終的には血管が破れて血液が脳内に流れ出てしまいます。
また高齢者に限ると、脳アミロイド血管症と呼ばれる血管の疾患も脳出血を引き起こします。これはアミロイドというタンパク質が脳内に蓄積されることが原因となり、繰り返し脳出血を起こすことにつながるものです。アミロイドの蓄積は脳出血に加え、認知症の原因の1つでもあります。
他には、動脈瘤などの血管の異常、脳腫瘍、肝臓疾患などが原因となることもあります。血液をサラサラにする目的の抗凝固薬も、過剰に投与されると脳出血のリスクがあるので注意が必要です。
また、高血圧に伴う「動脈硬化」も原因のひとつに挙げられます。動脈硬化が起こると、血管がもろくなります。その結果、血管の高血圧に対する耐久力が下がり、出血を起こしやすくなってしまいます。
高血圧に加えて、血管(脳内小動脈)に血管壊死と言う変化が起きると、それが小動脈瘤に進展し、何らかの誘因によって破壊して脳出血を起こすと言われています。この他血管腫、動静脈奇形、硬膜動静脈瘻、脳腫瘍なども原因となります。
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