統合失調症⑤治療方法について〜薬物療法編〜
2021/08/16
統合失調症の代表的な治療として、薬による治療と精神科リハビリテーションがあります。
急性期には薬による治療が基本になりますが、なるべく早い時期から薬と精神科リハビリテーションを組み合わせた治療を行うことが効果的です。
〜薬物療法について〜
○抗精神病薬
統合失調症の治療の中心となる薬を「抗精神病薬」といい、症状の改善や再発の予防に大きな力を発揮します。抗精神病薬は、主として脳内で過剰に活動しているドーパミン神経の活動を抑えることで症状を改善すると考えられています。抗精神病薬は、定型抗精神病薬(従来型)と非定型抗精神病薬(新規)とに分けられます。定型抗精神病薬は陽性症状に効果があり、非定型抗精神病薬は陽性症状に加えて陰性症状や認知機能障害に対する効果も期待できます。
抗精神病薬のほかに症状に合わせて、不安や抑うつを和らげる薬、睡眠薬などが使われます。また、抗精神病薬の副作用を抑えるための薬が処方される場合もあります。
○症状を調整する薬
抗不安薬 強い不安感や緊張感を和らげる
抗うつ薬 憂うつな気分を和らげ、意欲を高める
睡眠薬 よく眠れない、寝付きが悪い、早朝に目が覚めてしまう、昼夜逆転など、睡眠のリズムを調整する、など、、、
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