パーキンソン病におけるドパミン神経系以外の変化 ①ノルアドレナリン神経系/セロトニン神経系
2016/02/15
①ノルアドレナリン神経系/セロトニン神経系
パーキンソン病(PD)においてノルアドレナリン神経系およびセロトニン神経系の変化も観察され、臨床的にうつや不安、睡眠機構への影響が考えられています。また、ノルアドレナリン系はすくみへの関与も推察されています。
死後脳では両系とも神経細胞や神経伝達物質の量の減少が報告されています。セロトニンの代謝産物である5-HIAAは生体髄液から検出も可能で、PD患者における低下が報告されています。5-HIAA低下例においては、うつが生じやすいとの報告もみられます。なお、進行期PD患者においては、変性・脱落したドパミンニューロンの代わりにセロトニンニューロンにL-dopaが取り込まれ、ドパミンに合成されます。このニューロンではドパミンの正常な放出制御機構を欠くために、一気かつ大量にドパミンを放出してしまうことから、ジスキネジアやドパミン調節異常症候群の発現を促す可能があります。
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