パーキンソン病 その23 パーキンソン病標準治療の問題点
2016/05/17
こんにちは、大阪市西成区天下茶屋の康祐堂鍼灸院です。
前回は、「パーキンソン病の手術」についてお話ししました。
今回からは、「パーキンソン病標準治療の問題点」についてお話ししていきます。
さて、映画「レナードの朝」には、L-ドーパ製剤が医学会に登場した当初の様子が克明に描かれています。半昏睡状態にある嗜眠性(しみんせい)脳炎患者がL-ドーパの大量投与によって目覚め、人間としての活動を取り戻していくが、やがてジスキネジア(不随意運動)が生じ、これをおさえるために薬を増量した結果、再び昏睡状態に陥っていくという話です。
これと同じような経過を長い年月をかけてジワジワとたどることになるのが、L-ドーパの長期使用を強いられる現在のパーキンソン病の患者さんたちです。現在はできるだけ効果が長持ちするよう薬の処方も工夫されているものの、まだ試行錯誤の世界というのが正直なところでもあります。
薬物療法に頼りすぎているのが、現代パーキンソン病治療の最大の問題でもあるともいえますが、もし患者さん自身の判断で薬物治療を中断した場合には、今度は症状が悪化したり、悪性症候群という問題が生じてきたりします。
今回はここまでです。次回も引き続き「パーキンソン病標準治療の問題点」についてお話ししていきます。
パーキンソン病なら大阪市西成区天下茶屋の康祐堂あけぼの漢方鍼灸院
院長 冨田 祥史(山元式新頭鍼療法® YNSA®学会 評議員)
〒557-0014 大阪市西成区天下茶屋2-21-10
TEL&FAX 06-6659-0207 Email: mail@ynsa-japan.com
ご予約・お問い合わせ
必ずあなたのお悩みの症状を最短期間で改善することをお約束いたします。