脳卒中とリハビリテーション その4 脳卒中のイエローカードとは?
2016/05/30
こんにちは、大阪市西成区天下茶屋の康祐堂鍼灸院です。
前回は、「脳卒中」についてお話ししました。
今回も引き続き「脳卒中」についてお話ししていきます。
さて前回、脳卒中の早期治療の重要性についてお話ししました。それについて、アメリカでは早期治療(血流再開、神経保護、血行再建)の重要性を国民に理解してもらい、脳卒中を制圧していこうという目的で、脳卒中を「ブレイン・アタック」(脳発作)とよぶキャンペーンが大々的におこなわれました。脳卒中は脳におこった緊急事態であるというメッセージです。
では、どのような症状が起こると脳卒中と考えて医療機関を受診する必要があるのでしょうか。
これには以下のようなものがあげられます。
1. 目が急に見えにくくなる(片方、両方)
2. 顔、手、足がしびれたり、動かしにくくなる
3. 言葉を話したり、言葉を理解しにくくなる
4. めまい、ふらつき、予期しない転倒
5. 急に起こる強い頭痛
さらに注意すべきものとして、一過性脳虚血発作(TIA:transient ischemic attack)があります。TIAは「ミニ脳卒中」ともよばれるもので、先ほど紹介したような症状がおこり、通常は数分から数十分、長くても24時間以内に症状がなくなります。一時的に脳への血流が途絶えることかが原因で近い将来に脳卒中が起こる可能性があるため(脳卒中のイエローカード!)、すぐに医療機関を受診する必要があります。
今回はここまでです。次回も引き続き脳卒中についてお話ししていきます。
脳梗塞、脳卒中、片麻痺なら大阪市西成区天下茶屋の康祐堂あけぼの漢方鍼灸院
院長 冨田 祥史(山元式新頭針療法® YNSA®学会 評議員)
〒557-0014 大阪市西成区天下茶屋2-21-10
TEL&FAX 06-6659-0207 Email: mail@ynsa-japan.com
ご予約・お問い合わせ
必ずあなたのお悩みの症状を最短期間で改善することをお約束いたします。