脳卒中とリハビリテーション その34 リハビリテーション病院での入院生活 | 大阪の康祐堂あけぼの漢方鍼灸院

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脳卒中とリハビリテーション その34 リハビリテーション病院での入院生活

2016/08/08

こんにちは、大阪市西成区天下茶屋の康祐堂鍼灸院です。
 
前回は、「脳卒中リハビリテーション入院の実際」についてお話ししました。
今回は、「リハビリテーション病院での入院生活」についてお話ししていきます。
 
さて、リハビリテーション病院での入院生活を、順を追って見ていきましょう。リハビリテーション病院の入院初日には、入念な診察をおこないます。患者さんのからだの状態を正確に知り、脳を調べ、症状と脳の働きの関係を理解し、将来を予測し、的確な治療を選ぶためです。
 
ある日突然脳卒中になり病院(おもに急性期の病院)に運ばれ、患者さん本人も家族も無我夢中で過ごします。急性期治療にひと区切りついた時点で、患者さんはリハビリテーション病院に転院してくることになります。この転院の日が脳卒中を発症して初めての外出になる場合も多々あります。
 
病院の玄関に到着すると、担当看護師が迎え、入院病棟へ案内します。挨拶から始まり、家族同伴のもとで最初の診察をします。あらかじめ急性期病院から紹介状をもらっているので大事な医療情報はほぼ把握していますが、患者さん本人と家族から生の声を聞き、発症時の状況や入院生活のことを把握することにしています。それはコミュニケーションでもあり、当時の状況をきちんと説明できるかどうかが病状の重さを推し量る一つにもなり、また語感や口調から病気に対する気持ちや現状の快不快を知ることができます。また急性期の重点管理中には、本人が同席できず家族だけが病状説明を受けた状況もありえますし、当初の意識はぼんやりしていて説明の内容を覚えていないことも少なくありません。
 
つぎに、からだに受けたダメージの診察をしながら、医師は発症の原因になった病巣との関連と、時期による変化を推測します。昨今は診断技術はめざましく進歩しましたが、やはり症状を詳しく観察して、病巣と矛盾がないか、また症状の変化を推し量ることは大変重要です。
  
今回はここまでです。次回は「脳卒中の症状と入院生活」というテーマでお話ししていきます。
 
脳梗塞、脳卒中、片麻痺なら大阪市西成区天下茶屋の康祐堂あけぼの漢方鍼灸院
院長 冨田 祥史(山元式新頭針療法 YNSA学会 評議員)
〒557-0014 大阪市西成区天下茶屋2-21-10
TEL&FAX 06-6659-0207 Email: mail@ynsa-japan.com

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