不妊と栄養 その7「月経不順タイプ」 | 大阪の康祐堂あけぼの漢方鍼灸院

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不妊と栄養 その7「月経不順タイプ」

2017/03/10

こんにちは、大阪市西成区天下茶屋の康祐堂あけぼの漢方鍼灸院です。

前回は「栄養状態チェック」というテーマでお話しました。

皆さんチェックしていただいて、どのタイプに当てはまったでしょうか?

今回はそのタイプの中でも「月経不順タイプ」についてお話します。

 

さて、「月経不順」には、周期に乱れがある、月経量に問題がある、月経に伴って身体的・精神的な不快症状などがある場合をいいます。

 

本来、ほぼ同じサイクルで月経がくれば、数日のずれがあっても問題はありません。しかし、24日以内の短い周期で月経がくる場合は、「頻発(ひんぱつ)月経」といって、ホルモンの分泌異常や排卵が行われないのに月経が起こる無排卵月経の可能性があります。反対に月経周期が39日以上と長い場合は、「稀発(きはつ)月経」といい、ホルモン分泌異常や無排卵月経の可能性があるだけでなく、脳下垂体の機能や黄体機能に異常があるケースも考えられます。

 

月経の量が少なすぎる、あるいは月経が1日で終わってしまうという場合は、至急の発育不全やホルモン分泌異常、無排卵月経の心配があります。

一方月経の量が多すぎる、または月経が1週間以上続く場合には、子宮筋腫や子宮内膜ポリープや無排卵月経が原因になっていることがあります。

 

また、月経前になると体がむくんだり、精神的にイライラする場合は「月経前症候群(PMS)」と呼ばれます。症状がそれほど気にならない程度の人もいれば、日常生活さえも困難になる人もいます。症状とその感じ方の度合いに、個人差があるのが特徴です。

月経のたびに会社を休んだり、動けないほどの痛みを感じる場合は「月経困難症」といえます。

 

月経の量や月経痛は、他人と比べることができないため、不調を感じていてもついつい我慢しています傾向があります。月経不順には、子宮内膜症や子宮筋腫など、不妊症の原因となる病気が潜んでいる場合もあるので、自己判断で痛み止めの薬を飲んで我慢したりせず、心配があれば婦人科でみてもらいましょう。

 

次回は「月経不順タイプの対策」についてお話していきます。

 

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