不妊と栄養 その9「低栄養タイプ」
2017/03/17
こんにちは、大阪市西成区天下茶屋の康祐堂あけぼの漢方鍼灸院です。
前回は「月経不順タイプの対策」というテーマでお話しました。
今回は「低栄養タイプ」についてお話します。
さて、栄養=カロリーではありませんが、あきらかな摂取カロリー不足は低栄養の原因となりますし、摂取カロリー過多であっても重度の低栄養状態となることもあります。
摂取カロリー不足は、ダイエットで過度な食事制限をしたり、偏った食生活をしているやせ過ぎの人のことです。体重が40kg以下、あるいはBMIが18以下の人をさします。「間食を控える」「適度な運動をする」といったダイエットなら問題ありませんが、食事量を過度に減らす、野菜や果物だけ食べるといった偏ったダイエットはやめましょう。いずれもたんぱく質不足や鉄欠乏の心配があります。
またダイエットはしていないけれど、食が細いため結果的にやせ過ぎの人も低栄養の可能性があります。栄養が足りずにやせ過ぎている場合は、月経不順にもなりやすいので、前回の「月経不順タイプの対策」も参考にひてください。
一方で「摂取カロリー過多」とは、太り過ぎの人のこと。BMIが25以上の人をさします。太り過ぎなら、栄養は十分足りているのではないか、と思うかもしれませんが、実は肥満も低栄養の結果なのです。太り過ぎの人は、ジャンクフードやファストフードをよく食べたり、あっさりとした和食よりもこってりとした洋食を好んだり、ごはんやパンなどの主食をたくさん食べる傾向にあります。これでは「カロリー」は摂取していても「必要な栄養素」は摂取していない状態です。十分に食べていても栄養は足りていないのです。カロリー=栄養ではないことを肝に銘じておきましょう。
やせ過ぎ、太り過ぎは、どちらも必要な栄養素をとっていない、ということでは同じです。今すぐ食事内容と食べ方を見直しましょう。
今回はここまでです。次回は「低栄養タイプの対策」についてお話していきます。
「妊娠率」61.7% アンチエイジング不妊鍼灸の康祐堂あけぼの漢方鍼灸院
院長 冨田 祥史(山元式新頭針療法 YNSA学会 評議員)
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