不妊と栄養 その24「ママになるために必要な栄養素ービタミンA」
2017/08/18
こんにちは、大阪市西成区天下茶屋の康祐堂あけぼの漢方鍼灸院です。
前回は「ママになるために必要な栄養素ービタミンE」というテーマでお話しました。
今回は「ママになるために必要な栄養素ービタミンA」というテーマでお話していきます。
さて、ビタミンAは、細胞や器官の形成に深くかかわっています。妊娠初期、とくに妊娠の判明する妊娠1〜2ヶ月のころに、胎児は活発に細胞分裂を繰り返しています。この時期にビタミンAはが欠乏すると、粘膜が弱くなって感染症にかかりやすくなるという報告もあります。ですから、ビタミンAは妊娠を望んだときから、しっかりとりたい栄養素といえるでしょう。
一方でビタミンAの過剰摂取を心配する声もあります。実際、皮膚角化症や乾癬治療、ニキビ治療などの用いられるビタミンAの誘導体は、妊娠中はもちろん妊娠前に用いるのも禁忌とされています。
これは、ビタミンAの誘導体(ビタミンAの構造を変えたもの)やビタミンAの異性体(化学合成によって一定割合で生じる自然界には存在しないビタミンA)には、催奇形性(さいきけいせい:胎児に奇形がおこる危険性)を持つものもあると報告されているからです。
しかし、天然のビタミンAには催奇形性はないと考えられています。天然の食品から、または天然の食品を原料とした良質のサプリメントからとることをおすすめします。
ちなみに、ビタミンAには豚レバーや鶏レバー、あんこうの肝、うなぎなど動物性食品に含まれるものと、モロヘイヤやかぼちゃ、にんじんなどの緑黄色野菜に含まれるβカロテンがあります。βカロテンは、体内で必要に応じてビタミンAに変換されます。
今回はここまでです。次回は「ママになるために必要な栄養素ーコレステロール」というテーマでお話していきます。
「妊娠率」61.7% アンチエイジング不妊鍼灸の康祐堂あけぼの漢方鍼灸院
院長 冨田 祥史(山元式新頭針療法 YNSA学会 評議員)
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