不妊と栄養 その26「おなかの赤ちゃんによくない食べもの・嗜好品ーアルコールとカフェイン」
2017/08/25
こんにちは、大阪市西成区天下茶屋の康祐堂あけぼの漢方鍼灸院です。
前回は「ママになるために必要な栄養素ーコレステロール」というテーマでお話しました。
今回は「おなかの赤ちゃんによくない食べ物・嗜好品ーアルコール・カフェイン」というテーマでお話していきます。
アルコール
さて、妊娠中・授乳中にお酒を控えるということは、今や常識。妊娠中はママの飲んだアルコールは胎盤を通して胎児に届き、授乳中は母乳にアルコール分が含まれてしまいます。アルコールは、少しの量でも赤ちゃんには影響大。出来る限り酒量ゼロを目指しましょう。
これから妊娠を望む方も、お酒は控えるようにしましょう。アルコールは種類によっては糖質を多く含むものがあり、飲めばすぐに血液中に入り、血糖値は上昇します。しかし、上がりすぎた血糖値を下げるインスリンが大量に分泌されますから、逆に低血糖状態に陥りやすくなります。これは排卵障害の重大な原因のひとつと考えられています。
そして、アルコールを飲むと、体内ではアルコールを代謝するために、多くの栄養素が消費されてしまいます。アルコールで消費されるのはナイアシン、ビタミンB12、ビタミンC、葉酸。ビタミンB12と葉酸は、妊娠しやすい体をつくるために必要となり栄養素です。せっかく食事に気を配っても、アルコール代謝のために無駄づかいされてしまうのです。
カフェイン
コーヒーなどに含まれるカフェインは、胎盤を通過し、乳汁にも出ますので、妊娠中から授乳中までできるだけとらないように心がけましょう。妊娠中に大量にとると血管が収縮して胎盤への血流が悪くなり、赤ちゃんに酸素や栄養が届きにくくなります。
これから妊娠を考えている人も、カフェインの摂取量は控えていただきたいものです。1日中、何杯もコーヒーを飲む習慣のある人は、ノンカフェインのコーヒーに切り替えたり、飲む回数を減らしたり、牛乳を加えて飲むようにすると良いでしょう。
今回はここまでです。次回は「おなかの赤ちゃんによくない食べもの・嗜好品ーたばこ・ジャンクフード・トランス脂肪酸」というテーマでお話していきます。
「妊娠率」61.7% アンチエイジング不妊鍼灸の康祐堂あけぼの漢方鍼灸院
院長 冨田 祥史(山元式新頭針療法 YNSA学会 評議員)
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