脳梗塞⑨
2018/08/28
リハビリテーションについて
リハビリテーションの開始の遅れは、その後の動作能力の再獲得に大きく影響します。
発症から2週間の間の期間を急性期と言います。
発症直後からの運動刺激は、麻痺が生じてしまった部位への意識を活性化させることができ、麻痺の回復を促進させます。
基本的には発症から48時間以内に開始することが望ましいとされていて、心身機能の低下防止を目的にリハビリテーションが始まっていきます。
寝返り動作や起き上がり動作、座位や立位といった基本動作の早期獲得は、生活意欲の向上にもつながり、さらなる動作獲得への目標にもなります。
発症から2週間経過し、そこから3〜6ヶ月経過する期間のことを回復期と言います。
脳卒中の急性期の時期をぬけたあとは、日中の離床時間を少しずつ長くしていき、一日の活動量を増やしていきます。
また外出練習や屋外での動作練習も、バイタルサインに注意しながら実施していきます。
その後、6ヶ月以降からの時期を維持期と言います。
自宅や施設に移動して、リハビリテーションをしていくようになります。
その際に、自宅復帰や社会参加を行えるように、看護師やケアマネージャーとも協力しながら在宅生活への支援をおこなっていきます。
日常生活を可能な限り自分で行い、回復した身体の機能や能力を維持していくためにリハビリテーションを行っていきます。
以前は、脳卒中が起きたらとにかく安静していることが大切だとされていました。
しかし、最近では脳卒中になったら出来るだけ早くリハビリを始めることの重要さが指摘されています。
傷ついた神経細胞のネットワークを無理にでも動かし続けると、そのうち死んでしまった細胞なしでも身体のシステムを作動させる方法を見に付けていくことが出来ていき、その結果機能が回復し、再び手や足が動かせられるようになります。
わたしたちのからだは長期間その機能を使わないでいると、筋肉が痩せてしまったり、関節が固まりやすくなり、より動かしにくい現状が出来上がってしまいます。
退院して自宅などに帰ってからのリハビリテーションでは、これらの機能の維持に努めながら生活することが重要になってきます。
わかりやすくお伝えすると、「生活の中で、自分でもできることは積極的に行う」ことが大切です。
しかし、発症以前に比べて体が動かしにくくなっていると思います。
無理をして転倒してしまうと、骨折などをしてさらに状態が悪化してしまうことに繋がりかねません。
そういった場合には家族や周りの人に手助けを求めましょう!
また、住宅も使いやすいように工夫していくことが必要な場合もあると思います。
脳梗塞でお悩みなら、大阪市西成区天下茶屋の康祐堂あけぼの漢方鍼灸院
院長 冨田 祥史(山元式新頭鍼療法 YNSA学会 評議員)
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