脳出血⑥【大阪で鍼灸治療を受けるなら康祐堂あけぼの漢方鍼灸院へ】
2019/02/25
では、脳出血にならないためにはどうしたらいいでしょう。
それを知るためにはその原因が何かを知っておかねばなりません。
脳出血の最大の原因は、ずばり高血圧です。
長年血圧が高いままほうっておくと、脳の血管に負担がかかり続け、極めて細い動脈の壁が傷んで血管壊死という状態になり、ついには破れて血管の外、つまり脳の中に血液があふれ出てしまうのです。
さらに言いますと、高血圧は血管を傷め、動脈硬化の原因となりますから、心筋梗塞、脳梗塞、末梢動脈疾患、くも膜下出血などの病気の主要な原因の一つでもあります。
血圧が短時間で急に高くなったときに発作が起きやすくなります。
具体的には入浴(とくに冬から春)、トイレでのいきみ、飲酒、喫煙などが発作の引き金となります。
高血圧は生活習慣病、つまり塩分の取りすぎや偏食、喫煙、飲酒、運動不足、肥満、ストレスなどの生活習慣が原因ですから、脳出血を含む脳卒中(加えて心筋梗塞などの動脈硬化性疾患も)は、生活習慣の乱れがそもそもの原因と言うことができます。
ですから、脳出血は基本的に遺伝する病気ではありません。
ご両親が脳出血を患っていたとしても、自分もいつか脳出血になってしまうのではないかと心配する必要はありません。
しかし、生活習慣は小さな頃から一緒に生活してきた親と似てしまうものです。
ご両親が脳卒中を患った、高血圧であった、などという場合、自分は塩分を取りすぎる生活をしていないか、お酒の量は多すぎないか、運動する習慣は身についているか、などの視点で生活習慣を振り返り、もし問題があれば、ご自分の強い意志で生活習慣改善に取り組んでほしいと思います。
脳出血のその他の原因として、脳血管の異常(動脈瘤、血管奇形、もやもや病など)や、脳腫瘍からの出血、血液の病気、肝臓の病気、重症感染症などがありますが、それほど頻度が高いわけではありません。
繰り返しますが、問題は生活習慣病です。
だから、一番注意を払ってほしいのは、病気をしたことがなく病院にかかっていない方も、1年に1回ぐらいは健康診断を受け、自分の体の状態、生活習慣の乱れをよく知っておくことが重要なのです。
高血圧がなくても脳のいろいろなところの血管がもろくなり、脳出血を繰り返し起こしてしまうやっかいな病気です。
少なくとも、血圧が高くならないようにする、抗血栓薬を使いすぎないようにする、などの注意が必要でしょう。
寒い季節の入浴の前には、脱衣場と浴室を室温に近付けておくことが勧められます。
また、湯船はややぬるめがよいでしょう。
そして長湯はさけましょう。
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