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パーキンソン症候群③【大阪で鍼灸治療を受けるなら康祐堂あけぼの漢方鍼灸院へ】

2019/07/09

脳血管性パーキンソニズム

1)症状

脳梗塞や脳出血が原因で、 パーキンソン症状が現れる疾患です。

歩行はパーキンソン病に比べるとやや開脚した歩行になります。

2)診断

頭部MRI検査で小さな陳旧性の梗塞巣や出血巣を多数認めます。

3)治療

脳梗塞や脳出血の再発予防が中心で 、 抗パーキンソン病薬無効です 。

 

 

薬剤性パーキンソニズム

1)原因

薬が原因でパーキンソン症状が現れる 疾患です。

原因とされる薬は右記のとおりで、 降圧薬、抗精神病薬、抗うつ薬、消化器系薬剤 などいずれもドーパミン拮抗作用を持っていますす。

2)治療と経過

原因薬を中止すると、 数か月くらいで症状が消失ないし改善する場合が多いですが、ときに半年以上かかることもあります。

また1割 から3割程度の方で、 原因薬を中止してもパーキンソン症状が改善しないことがあり、 後日パーキンソン病と診断される場合があります。

これはもともとパーキンソン病の素因を持っている人が、ドーパミン 拮抗作用を持つ薬を飲むことによって、パーキンソン病が顕在化したと考えられています。

 

 

多系統萎縮症

錐体外路系、 小脳系、 自律神経系と多系統にわたる症状を呈します。 

 

 

進行性核上性麻痺

典型例では、パーキンソン症状や上下方向への眼球運動障害を認めます。

 

 

大脳皮質基底核変性症

明瞭な左右差をもって、パーキンソン症状や大脳皮質に由来する症候 (失行や皮質性感覚障害など) が出現するのが特徴です。 

 

 

 

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