脳梗塞⑧西洋医学での治療方法について
2021/05/01
①ラクナ梗塞
・内科治療
アテローム血栓症に準じた抗血小板剤を用います。なおこの病態は高血圧との関連がわかっており降圧剤が重要な役割をします。とくにラクナ梗塞の項で述べた微小出血の症例においては抗血小板剤よりも降圧剤の意義が大きいと言えます。またすべての病態において脳保護剤が使用されることもあります。これは死に陥った脳細胞から放出される活性酸素が周りの生きている脳に悪さをすると言われており、この活性酸素を除去する薬剤です。
②アテローム血栓症
・内科治療
抗血小板剤
活性化された血小板が血管壁に付着しさらに狭窄が進行していったり、壁に付着した血小板が剥がれて血管に流れてその先の血管をつめることがありこれを防ぐために用います。
抗凝固剤
壁が不整なところに血液が固まらないようにするものです。脳の血液が足りない部分を生かすことができます。
血栓溶解薬
・手術治療
<血管吻合術(バイパス術)>
つまった脳血管のさらに先の血管に頭皮を走る血管を剥がしてつなぐ手術です。吻合した血管から血流が新たに確保できるため再発を抑えることができるというものです。
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