パーキンソン病 その3 パーキンソン病の症状「振戦」
2016/04/12
こんにちは、大阪市西成区天下茶屋の康祐堂鍼灸院です。
今回はパーキンソン病の症状の中でも「振戦」ー手足のふるえーについてお話ししていきます。
さて、ふるえはパーキンソン病でなくても起こります。たとえば、寒いときや緊張したときなどにふるえがくることはよくありますし、本態性振戦という原因不明でふるえが起こる病気もあります。またバセドー病に代表される甲状腺機能亢進症(のどの部分にあるホルモン分泌器官の働きが活発になりすぎる病気)などで、ふるえが生じることもあります。
これらに対し、パーキンソン病のふるえは安静時振戦といって、力を抜いてじっとしているときにふるえが起こり、ふるえを意識したり、体を動かしたりすると軽減するのが特徴です。ふるえは横になっていても起こりますが、眠ると止まります。
また、パーキンソン病のふるえは、1秒間に5回前後と比較的ゆっくりで、最初は片方の手足に現れ、反対側に広がっていきます。その際、手の指は丸薬を丸めているような独特の動きをします。
多くの場合、字を書くなど細かい作業をするときに不自由を感じるようになって、ふるえを自覚するようになりますが、なかには他人に指摘されて初めて気づいたという人も少なくありません。緊張するとふるえがひどくなることもあります。
振戦が強くなると、コップを持っていてもガタガタふるえたり、唇や下あごがふるえるようになったりします。
本日はここまでです。次回はパーキンソン病の症状の「筋固縮」「寡動・無動」についてお話ししていきます。
パーキンソン病なら大阪市西成区天下茶屋の康祐堂あけぼの漢方鍼灸院
院長 冨田 祥史(山元式新頭鍼療法 YNSA学会 評議員)
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