脳卒中とリハビリテーション その2 死因第3位の脳卒中
2016/05/24
こんにちは、大阪市西成区天下茶屋の康祐堂鍼灸院です。
前回は、「脳卒中」についてお話ししました。
今回も引き続き「脳卒中」についてお話ししていきます。
さて、脳卒中は癌(がん)、心疾患についで日本人の死因の第3位です。脳卒中による死者数は年間約13万人、死亡総数の14%にあたります。(平成12年人口動態統計)。患者数としては高血圧、歯疾患、糖尿病につぐ第4位(147万人、平成11年厚生省患者調査)で、国民医療費では癌につぐ第2位(24兆円中2.0兆円、平成11年度国民医療費)ですが、65歳以上の高齢者に限ると国民医療費第1位(12兆円中1.6兆円、平成11年度国民医療費)です。今後、全人口における高齢者の割合が増える少子高齢化社会のなかで、脳卒中の与える社会的影響はさらに増大すると考えられています。
このような問題を少しでも好転させるためにはいくつかのポイントがあります。
第1に脳卒中は予防可能な病気であるという点が重要です。すなわち脳卒中の発症を予防できれば、個人にとっても医療経済的な視点からも最良であることに疑問の予知はないわけです。
脳卒中は脳の血管の病気であるため、動脈硬化がその発症の大きな要因です。疫学的にもはっきりしている脳卒中発症の危険因子(ある病気や習慣をもっていると脳卒中になる確率が高まると考えられるもの)を1つでも減らすことが発症の抑制につながります。
その危険因子には高血圧、糖尿病、高脂血症などのいわゆる生活習慣病とよばれる病気や、不整脈や心筋梗塞に代表される心臓病などがあり、それらの病気を早期に見つけ治療することが大切です。また禁煙や肥満の防止も重要です。
今回はここまでです。次回も引き続き脳卒中についてお話ししていきます。
脳梗塞、脳卒中、片麻痺なら大阪市西成区天下茶屋の康祐堂あけぼの漢方鍼灸院
院長 冨田 祥史(山元式新頭針療法® YNSA®学会 評議員)
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