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不眠症⑥【大阪で鍼灸治療を受けるなら康祐堂あけぼの漢方鍼灸院へ】

不眠症の原因について、従来は原因の有無によって分けていました。

 

・原発性不眠:原因が不明

・続発性不眠:何らかの病気が原因

 

しかしながら、

・慢性不眠の治療法はかわらない

・原因となる精神疾患が良くなっても不眠が残ることも多い

 

といったことから、

・急性不眠

・慢性不眠

として分けるようになっています。

 

はじめは些細な事がきっかけで不眠が始まり、それが不眠恐怖の悪循環で慢性化してしまうこともあります。

 

 

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慢性不眠は

・不眠恐怖

・睡眠妨害連想

による悪循環が要因となることが多いです。

 

つまり、不安の病気に近いところがあります。

眠ることに対する過度の恐怖(不眠恐怖)→眠ることへの過剰な努力→からだが緊張→睡眠を妨害する連想(睡眠妨害連想)→不眠恐怖→・・・

といった形で悪循環していきます。

こういった不眠による不安や恐怖を繰り返していると、脳の覚醒に関係する部分(視床下部や網様体賦活系)にも影響を与えることが報告されています。

この結果として、「からだが疲れていても眠れない」という状態になります。

このような悪循環になるきっかけには、睡眠に関する認知の問題が根底にあることが少なくありません。

・8時間眠れなければ健康に良くない

・睡眠時間が短いと認知症になってしまう

・十分な眠りこそが健康や美の最大の秘訣

・寝つきが悪かったら早く就寝しないといけない

・若いころと同じように眠らなければいけない

 

といったように、「良い眠りとはこういうものだ」という認知が間違っていることがあります。

たしかに、睡眠は健康を維持するためにとても大切な要素です。

ただ、適正な睡眠時間や睡眠のリズムにはかなりの個人差があり、いくら眠ろうとしても5時間が限度という人もいます。

年齢とともに睡眠時間が短くなるのも、ある程度は自然の流れです。

さらには、実際に寝ている時間を測ってみると、本人が思っているよりもずっと長かったりすることもあります。

こういった睡眠に対する間違った思い込みがあることが少なくありません。

 

こういった睡眠に関する偏った考え方が、

・睡眠覚醒のリズムの乱れ

・間違った睡眠対策

などを引き起こして、不眠をより慢性化してしまうことがあります。

このため、正しい睡眠に関する知識を伝えること(睡眠衛生教育)は、不眠症の治療において重要です。

 

 

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不眠症(睡眠障害)の診断基準

不眠症(睡眠障害)の国際的な診断基準をご紹介していきたいと思います。

睡眠障害国際分類(ICDS)という診断基準があり、2014年に第3版が発表されています。

こちらでは不眠症の診断基準として、以下のように定められています。

 

・睡眠の質に対する訴えがあること

・訴えは適切な睡眠環境下においても生じていること

・以下の日中の機能障害が少なくとも1つ認められていること

①倦怠感や不定愁訴
②集中力や注意、記憶の障害
③社会的機能の低下
④気分の障害や焦燥感
⑤日中の眠気
⑥動悸や意欲の障害
⑦仕事中や運転中のミスや事故の危険
⑧睡眠不足に伴う緊張や頭痛、消化器症状
⑨睡眠に関する不安

 

つまり、普通の睡眠環境で、日中に何らかの影響があって、睡眠のことで困っていることが不眠症の診断基準になります。

不眠症(睡眠障害)というと様々な原因がありますが、その中でも慢性的な不眠症の主な原因となる神経生理性不眠症の診断基準をご紹介します。

 

・不眠症の基準を満たしている

・不眠は少なくとも1ヶ月持続している

・条件付けられた睡眠困難あるいは就寝時の過度の覚醒が認められる

①睡眠に関する過度の不安
②意図したときの入眠は困難だが、単調な作業中など眠りを意図しない際は眠れている
③自宅以外の方が入眠は容易である
④眠りを妨げる思考を止めることができないことによる覚醒
⑤身体的な緊張によってリラックスできずに入眠できない

・他の睡眠障害ではない

 

※DSM-Ⅴという国際的な診断基準では、3か月の不眠の持続が基準となります。

条件づけられた睡眠困難がイメージつきにくいと思いますので、具体例をあげてみましょう。

条件付けとは、「翌日に試験があるために早く眠らないければいけない」といったことです。

 

このときにベッドに入ると、

・早く寝なければいけない

・良質な睡眠をとりたい

という思いが出てきます。

すると眠ることを過剰に意識してしまい、からだが緊張してしまいます。

 

眠れないことに不安や焦りが出てきてしまい、

・このまま眠れなかったらどうしよう

・もう〇〇時になってしまった

・明日の朝おきれるかな?

といった睡眠を妨害するようなことを連想してしまいます。

こうしてますます眠れなくなってしまいます。

このように不眠恐怖と睡眠妨害連想が悪循環してしまい、ますます眠れなくなってしまいます。

 

 

 

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早朝覚醒(異常に早く目が覚める)

早朝覚醒とは以前に比べ目が覚める時間が早くなり、その後の再入眠ができずに困っている状態です。

年齢とともに目覚めが早くなることは自然ですが、まだ休んでいたいと感じたり疲れが全然取れていないのに目がさえてしまったりして苦痛なら、不眠症の症状と判断されます。

「早朝」と表現をしていますが、これも「何時」という具体的な取り決めはありません。

睡眠時間や生活リズムはそれぞれですので、早朝という時間に関わらず、「自分が望んでいる予定時間よりも2時間以上早く目が覚めてしまい困っている状態」を早朝覚醒と呼んでいます。

早朝覚醒はうつ病で認められることが多いため、精神症状を詳しく確認する必要があります。

 

 

熟眠障害(眠りが浅い)

以前と同じくらいの時間は眠っているはずなのに、「全然疲れが取れていない」「眠った気がしない」と感じる状態です。

眠りの要素には「時間」と「質」の2つがあり、本当に必要なのは「時間」よりも「質」の方だと言われています。

十分に深い睡眠が取れたときには短時間でも疲れが回復し、反対に質の低下した眠りはどれだけ眠っても疲れが取れず、かえって体がしんどくなってしまうことがあります。

熟眠障害は不眠症の1種とされていますが、過眠(いくら眠っても眠くて生活に支障が出る状態)によって認められることもあります。

 

 

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不眠症の状態は人によって様々ですが、よく見られる症状を大きく分けると4つに区別できます。

 

・入眠障害

・中途覚醒

・早朝覚醒

・熟眠障害

 

これらの症状は1つに限られるわけではなく、合わさっていることも少なくありません。

 

入眠障害(なかなか寝付けない)

以前と比べて、明らかに寝つきが悪くなることです。

床についてから眠りに入るまでの時間には個人差があり、どの程度を苦痛と感じるかも人それぞれですが、寝つきが悪くなったことによって全体の睡眠時間が足りなくなってしまったり、その時間が苦痛に感じて困ったりしている場合には不眠症の症状と考えられます。

一般的には、健康な人が消灯してから入眠するまでの時間は30分以内程度と言われています。

日本睡眠学会では、入眠障害を「寝つくまでの時間が普段より2時間以上多くかかる状態」と規定しています。

ただ、これらの時間はあくまで目安であり、一番の基準は「それによって本人が苦痛や支障を感じているかどうか」というところにあります。

 

中途覚醒(途中で何度も目が覚める)

途中で何度も目が覚めてしまう状態です。

蒸し暑い夏場・冬の寒さ・騒音などの明らかに寝苦しい原因があり、それが一時的なものなら不眠症の症状というわけではないですが、環境に特別な変化があるわけではないのに何度も目が覚めてしまい、精神的苦痛や睡眠不足を感じるようになった場合は、不眠症の症状として扱われます。

夜中に1回目が覚める程度なら健康な人でもめずらしくはなく、目が覚めても再入眠ができ、それによって日中の生活が問題なくおくれているのであれば不眠症とはなりません。

ですが、

・目が覚めてもなかなか再入眠ができない

・1晩に2回以上目が覚めてしまう

・精神的な焦りや苦痛を感じて困っている

このような場合は中途覚醒の症状と考えます。

 

 

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不眠症とは、睡眠障害の一種です。
不眠とひとくちに申し上げましても、以下のような様々な症状やお悩みがあります。

 

  • ▼ 寝つきが悪い
  • ▼ 眠っても何度も目が覚めてしまう
  • ▼ 熟睡出来ない
  • ▼ 寝ても疲れが取れない など

不眠症は上記のような睡眠トラブルのために、日常生活に支障をきたす状態になり、しかもそれが慢性的に継続する病気です。

しかし、睡眠には個人差があるため、7時間以上眠っているにもかかわらず「眠れない」と感じる方がいる一方で、3〜4時間の睡眠でも日中に支障の無い方もいます。

そのため、客観的に何時間眠っていようと、ご本人が安眠・快眠出来ないと自覚する状態が続く場合を不眠症と診断することとなります。

現在、日本では成人の約5人に1人は睡眠障害に関するなんらかの問題を抱えています。

最近になって不眠症を訴える方が多くなっている背景には、高齢化やライフスタイルの多様化、24時間社会における生活リズムの乱れ、多くのストレスなどがあります。

不眠症はけっして珍しい疾患ではなく、誰もがなる可能性があります。

また、うつ病など他の精神疾患の症状の一つとして不眠症が現れてくる場合があります。
そこで睡眠薬で解決するだけでなく、根本的な原因を探り、治療を行うことが重要です。

 

 

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認知症の予防は、認知症を起こしているそれぞれの病気の予防ということになります。

認知症の大部分を占める脳血管性認知症と、アルツハイマー型認知症のそれぞれについて、いくつか予防の方法が提唱されています。

脳血管性認知症は脳血管障害、中でも脳梗塞が元で起きる認知症ですから、脳の血管に血栓が出来ないように脳血流を整えていることが大事です。

脳梗塞は、生活習慣と関わりの深い病気です。

高血圧、糖尿病、高脂血症の三つが大きなリスクファクタ-となります。

不飽和脂肪酸の多いバランスのとれた食事、適度な運動と精神活動を心がけていることが認知症予防に役立ちます。

アルツハイマー型認知症については、これまでの疫学調査で言えることは、βアミロイドたんぱくが脳にたまるのを、抗酸化物質が阻止するらしいこと、精神活動を活発にすると神経細胞死を遅らせることができることなどがわかっています。

活性酸素を押さえる抗酸化物質としてはビタミンE、魚油の成分であるDHA、銀杏の葉のエキス成分のギンコライドなどが知られています。

バランスのとれた食習慣と適度な運動、活発な精神活動をいつまでも維持し、意欲を持って生活していることが、結果的にアルツハイマー型認知症の発病を遅らせることにつながります。

 

 

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症状が進行し、明らかになってきた段階での、認知症の症状には脳障害そのものが引き起こす「中核症状」と、環境変化や身体状況、介護者の関わり方などが関与して引き起こされる「行動・心理症状」があります。

 

中核症状

「中核症状」は脳の神経細胞の働きが低下することによって、直接起こる症状です。
具体的には、さっきおきたことも忘れてしまう記憶の障害や道筋を立てて考えることができなくなる判断・推理の障害などです。

□ 記憶障害 :最近の記憶や出来事、行動を忘れる
□ 見当識障害 :現在の日付、時間、場所、人物などがわからなくなる
□ 失 認 :品物などが何かわからなくなる
□ 失 語 :モノや人の名前が出てこなくなる
□ 失 行 :服の着方や道具の使い方がわからなくなる
□ 実行機能障害 :段取りや計画がたてられなくなる

 

 

行動・心理症状

「行動・心理症状」は認知症の経過に伴い、周囲の人との関わりの中で起きてくる症状です。
ご本人の置かれている環境や、人間関係、性格などが絡み合って起きてくるため、症状は人それぞれ異なります。

□ 妄想 :財布や物が盗まれたなどと言う「もの取られ妄想」など
□ 幻覚 :現実にはないものを見たり聞いたりする(幻視が多い)
□ 不安、依存 :いらいらして落ち着かなくなる、一人になると落ち着かない、
一人ではいられない
□ 徘徊 :道順を覚えられないことから道に迷う、目的もなく歩き回る
(アルツハイマー病に多い)
□ 暴言、暴力 :納得がいかないことなどがあると大声を上げたり暴力をふるう
□ 抑うつ :意欲の低下、何もしたくなくなる、気分が沈んで晴れ晴れしない
□ 介護拒否 :入浴や着替えなどを嫌がる
□ 異食 :食べれないものでも口にする
□ 不眠 :夜寝れなくなる、反動で日中にうたた寝をするようになる
 
 
 
 

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認知症症状を示してはいるものの、本当の認知症ではないという病気も知られています。

この一見認知症にみえる状態を、仮性認知症と呼んでいます。

仮性認知症を示す代表的な疾患として、うつ病があります。

うつ病は本来、感情の障害で知能の障害はありません。

気分が沈み何事にも興味を失い、食欲低下と不眠にさいなまれます。

若年者の場合はうつ病とわかりますが、高齢者では何もしない、できない状態が認知症と紛らわしくなります。

時には妄想を言うこともありますから、認知症と見誤られるのです。

放置すると自殺したり、慢性化で寝たきりに移行してしまいます。

早めの診断と治療が大切です。

この他に認知症と紛らわしい状態に「せん妄」という病態があります。

これは重い病気や骨折などの外傷、強いストレスが引き金になって一時的に意識が曇り、記憶障害や見当識障害が起こった状態です。

幻覚や妄想が出て、行動がおかしくなります。

見た目には認知症と同じ症状を示しますが、認知症の起こりかたが急激で、一両日のうちに一気に重い状態になり、体の病気やストレスが軽快すると消失します。

正常だった高齢者が、入院や病気をきっかけに急に悪化するのが特徴ですから、注意が必要です。

 

 

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認知症と遺伝

 

認知症が遺伝するかどうか心配されている方も多いでしょう。

たしかに、現在の研究では、認知症の発症に関わる遺伝子がいくつかあることがわかっています。

しかし、家族が認知症であっても発症しない人も多く、発症したとしても、それが遺伝の影響である可能性は低いものです。
例えば「アルツハイマー型認知症」では、高齢になるほど発症率が上がることから、加齢の影響が大きく遺伝の影響は少ないと考えられます。

遺伝の影響があるとされる「若年性アルツハイマー病」でも、発症した人のうち遺伝が疑われるのは約1割、遺伝子の影響が明らかなのはさらにその半分程度といわれています。

認知症の発症にはいろいろな要因が複雑に関係しています。

認知症予防の観点から見れば、遺伝を心配して気分が沈んでしまうのは、よくありません。

毎日をいきいきと前向きに過ごし、予防に目を向けていきましょう。

 

 

 

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