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脳卒中とリハビリテーション その11 脳卒中直後の機能回復-その割合

こんにちは、大阪市西成区天下茶屋の康祐堂鍼灸院です。
 
前回は、「脳卒中直後の機能回復」についてお話ししました。
今回は「脳卒中直後の機能回復」のその割合についてお話ししていきます。
 
さて、脳梗塞では血管がつまったあと早い時期に血流を再開することに成功すれば、早い時期に機能の改善がみられます。ある調査でも脳梗塞を発症し某国立病院に入院した156例のうち、発症後間もない数日の時点で、症状が軽症でリハビリテーションをおこなう必要のない患者さんが74例(47%)もありました。
逆に症状が非常に重症で生きるか死ぬかの状態であった患者さんが11例(7%)でした。
 
残りの71例(46%)に麻痺などの神経症状が残り、急性期リハビリテーションが必要な状態でした。その急性期リハビリテーションをおこなった71例中、その後2週間で症状が改善し、そのまま集中的なリハビリテーションなしに自宅復帰が可能となった患者さんが33例(71例中46%、全体の21%)ありました。
 
残りの38例(71例中54%、全体の24%)が発症後2週時点でさらなる集中的リハビリテーション(回復期リハビリテーション)が必要でした。
ただしそのうち、まだ肺炎などの合併症の治療が必要で全身状態が不安定な患者さんも3割ほど(71例中27%、19例)あり、リハビリテーションと同時に医学的な管理も必要な患者さんも多くいました。このようなわけで当初の重症な状態から安定した患者さんも含めると脳梗塞を発症後数週の時点で、およそ3〜4割が障害をもち、リハビリテーションの対象になると考えられます。このようなデータからもわかるように、幸いにして発症後早い時期に社会復帰に向かう患者さんがいる一方、依然として脳卒中は、要介護の原因第1位の病気です。
 
今回はここまでです。次回は「急性期以降の機能回復」についてお話ししていきます。
 
脳梗塞、脳卒中、片麻痺なら大阪市西成区天下茶屋の康祐堂あけぼの漢方鍼灸院
院長 冨田 祥史(山元式新頭針療法 YNSA学会 評議員)
〒557-0014 大阪市西成区天下茶屋2-21-10
TEL&FAX 06-6659-0207 Email: mail@ynsa-japan.com

こんにちは、大阪市西成区天下茶屋の康祐堂鍼灸院です。
 
前回は、「運動麻痺の特徴」の中でも連合反応についてお話ししました。
今回は「脳卒中直後の機能回復」についてお話ししていきます。
 
さて、脳卒中を発症したすべての患者さんが後遺症をもつわけではありません。たとえばアメリカのカンザスシティでの調査によると、脳卒中発症後、症状が消失する患者さんの割合は、発症後数日で約10%あり、発症後1ヶ月で、運動麻痺や感覚障害などの神経症状に関してはさらに約15%で症状の消失がみられました。また、完全に症状がなくならなくとも、発症後1ヶ月経つと食事をする、歯を磨く、服を着る、トイレに行く、歩行する、階段の上り下りをするなどの日常生活動作は全体のうち約25%の患者さんができるようになっています。
 
つまり、発症後1ヶ月の時点で、患者さんの約4分の1は神経症状が消失し、消失しなかったうちの約3分の1も日常生活では完全に自立するまで回復しているということです。早い段階で運動機能が回復する患者さんは、発症後早期の治療がたいへんうまくいって脳のダメージが最小限に抑えられたか、もともとの病変が小さいために脳のダメージが少なく、おおむね脳機能が維持されたことが理由だと考えられます。
 
前述したように脳卒中の発症後間もない時期の機能回復は、いったん梗塞や出血によりダメージを受けたがまだ完全には死んでない部分がどの程度復活するかにかかっています。
たとえば脳出血では、血のかたまり(血腫)による脳への圧迫やその周辺に生じたむくみ(浮腫)が自然に引くか、外科的な血腫除去や浮腫を軽減するための点滴をおこなうことにより、いったん機能が低下していた部分の働きが回復します。それらが功を奏せば、比較的急速に機能の改善がみられるわけです。
 
今回はここまでです。次回も引き続き「脳卒中直後の機能回復」についてお話ししていきます。
 
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院長 冨田 祥史(山元式新頭針療法 YNSA学会 評議員)
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こんにちは、大阪市西成区天下茶屋の康祐堂鍼灸院です。
 
前回は、「運動麻痺の特徴」の中でも共同運動についてお話ししました。
今回は「運動麻痺の特徴」の中でも連合反応についてお話ししていきます。
 
さて、無理にからだを動かそうとして過剰に努力すると一部の筋肉を動かそうとしても、同時にさまざまな筋肉も動いてしまう反応が出ることが多く、これは連合反応とよばれます。
 
一方の手足に力を入れると反対側の手足を動かす脳の興奮性も高まることが一因であると考えられています。よいほうの手足の力を入れすぎたり、バランスを崩さないように踏ん張りすぎたりすると麻痺した手足の連合反応も強く出ます。よいほうをリラックスさせることが、麻痺した手足をうまく動かすために大切なことであるわけです。
 
ここで重要なことは、正確にある運動を起こすためには、その筋肉が縮むだけではなく、同時に他の筋肉が緩む必要がある点です。たとえば指を曲げて何かをつかむためには、指を曲げる筋肉が収縮すると同時に、指を伸ばす筋肉がゆるむ必要があります。またこのとき、腕や胴体はその運動を支えるために安定していることが大切です。ものをつかもうとしたとき姿勢が崩れたり、肘が曲がってしまったのでは、うまくものがつかめません。動作をうまくおこなうには単に力があればよいわけではなく、目的にあった筋肉の収縮と弛緩のパターンをつくり出す必要があるのです。 
 
今回はここまでです。次回は「脳卒中直後の機能回復」についてお話ししていきます。
 
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こんにちは、大阪市西成区天下茶屋の康祐堂鍼灸院です。
 
前回は、「運動麻痺」についてお話ししました。
今回は「運動麻痺の特徴」についてお話ししていきます。
 
さて、前回までにお話ししたように、脳は部位によって担っている役割が異なるので、脳卒中による運動麻痺の種類や強さも病変の大きさや部位によって変わってきます。とはいえ、ある程度の原則はありますのでそれについて述べていきます。
 
原則として脳の病変の反対側の上肢と下肢に麻痺が起こることは理解していただいたと思います。その麻痺の程度は下肢より上肢に強く現れることが多いと知られています。またその中でもからだの中心に近い部分より遠い部分、つまり上肢では腕でなく手指の筋肉に、下肢では上腿や下腿でなく足先の筋肉に麻痺が強く起こります。これらはその遠い部分をつかさどっている脳の神経組織(神経細胞やその他)の血管がつまりやすいが一因です。
 
もう一つ重要な点は、脳卒中による麻痺は力が弱くなるだけではなく、動かそうとしたときに特有の筋肉の収縮パターンが生じることです。一般的に上肢の場合は腕を曲げるほうが伸ばすことより容易で、下肢の場合は伸ばすことのほうが容易です。このことにより麻痺のある脳卒中の患者さんは手足を動かそうとしたときに特徴的な動きが出現します。
 
たとえば、腕を上げるときには肩甲骨が持ち上がって後ろに引かれ、腕が外に開き、肘・手・首・手指が屈曲しやすくなります。下肢を伸ばそうとする場合は、下肢は伸びても内側に曲がり、足先も内側に曲がるような動きが出やすくなります。
 
このようにある一部の筋肉を動かそうとしても、同時にさまざまな筋肉も動いてしまうという特有の運動パターンが麻痺の回復過程でみられ、共同運動とよばれています。
 
今回はここまでです。次回は「運動麻痺の特徴」の中でも「連合反応」についてお話ししていきます。
 
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こんにちは、大阪市西成区天下茶屋の康祐堂鍼灸院です。
 
前回は、「運動の起こるしくみ」についてお話ししました。
今回は「運動麻痺」についてお話ししていきます。
 
さて、前回までにお話しした、大脳皮質にある一次運動野からスタートして、筋肉に伝わるまでの経路で、どこかがダメージを受けると命令が伝わらなくなり、運動麻痺が起こるのです。延髄の錐体交叉よりも上に病変があればその反対側の手足の麻痺、そして起こるのはまれですが下に病変があれば、同側の麻痺が生じることになります。
 
また、一次運動野の前方の外側にある運動前野や前方の内側にある補足運動野も運動に関与することが知られています。運動前野や補足運動野は一次運動野と互いに神経の連絡があり、これらの領域からも脊髄へ軸索を伸ばす神経細胞が存在します。運動前野はとくに運動の準備や外的な手がかりによる運動(音に合わせ手を動かすなど)に関係します。補足運動野はより複雑な運動や、外的な手がかりよりも自発的な運動に関わることがわかってきました。
 
今回はここまでです。次回は脳卒中による運動麻痺の特徴についてお話ししていきます。  
 
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こんにちは、大阪市西成区天下茶屋の康祐堂鍼灸院です。
 
前回は、「脳卒中」についてお話ししました。
今回も引き続き「脳卒中」についてお話ししていきますが、その中でも今回は運動の障害についてお話ししていきます。
 
さて、錐体路はその途中、延髄(えんずい)の錐体交叉(すいたいこうさ)というところで右脳からの軸索は左へ、左脳からの軸索は右へ交叉します。つまり右脳の運動神経細胞は左の手足を動かし、左脳の運動神経細胞は右の手足を動かします。ただし一部(だいたい10%)の軸索は交叉せずにそのまま同じ側の手足を支配します。
 
脊髄灰白質(せきずいかいはくしつ)(脊髄における大脳皮質に相当し、神経細胞の細胞体が存在する)の前角(ぜんかく)とよばれる場所でその命令はつぎの運動神経細胞に伝わります。(脊髄にある運動神経細胞を下位または二次運動神経細胞とよび、大脳皮質からの運動神経細胞と区別します)。前角のように、一つの神経細胞の軸索がつぎの神経細胞の細胞体にリレーされる部分をシナプスと呼びます。下位運動神経細胞はシナプスから受け取った命令を筋肉に伝えます。そしてその筋肉が収縮して運動が起こるわけです。
 
今回はここまでです。次回も引き続き脳卒中の中の運動の障害についてお話ししていきます。  
 
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こんにちは、大阪市西成区天下茶屋の康祐堂鍼灸院です。
 
前回は、「脳卒中」についてお話ししました。
今回も引き続き「脳卒中」についてお話ししていきますが、その中でも今回は運動の障害についてお話ししていきます。
 
さて、脳卒中後の機能回復を考えるためには、まず、なぜ、機能障害が起こるのかを知っておく必要があります。脳卒中による機能障害としては、運動、感覚、視力や視野、バランス、言葉、注意などの障害がありますが、ここでは、もっとも多い、運動の障害(麻痺)について考えてみましょう。
 
たとえば手を動かすという命令は、大脳皮質(大脳の表面)を前後に分ける溝である中心溝の前方の一次運動野に運動神経細胞から出力されています。
神経細胞は細胞体、軸索(じくさく)、髄鞘(ずいしょう)からなります。細胞体は本体、軸索は命令を伝えるケーブル、髄鞘は軸索のまわりを囲んで神経の命令同士が混線することを防ぎ、すばやく命令を伝えるためのケーブルのカバーにあたります。
 
さらに、その一次運動野のなかでも場所によって運動神経細胞の働きが分かれています。すなわち一次運動野には、ある場所の運動神経細胞が働くと、それに対応して身体のどの部分運動が起こるかを示す運動野の地図があるということです。脳の内側は足、そこから外側にいくにしたがって体幹、腕、手、顔を動かす運動神経細胞が分布しています。それぞれの運動神経細胞の軸索は脊髄まで錐体路(すいたいろ)という経路を伸ばしています。
 
今回はちょっと途中ですが、ここまでです。次回も引き続き脳卒中の中の運動の障害についてお話ししていきます。  
 
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こんにちは、大阪市西成区天下茶屋の康祐堂鍼灸院です。
 
前回は、「脳卒中」についてお話ししました。
今回も引き続き「脳卒中」についてお話ししていきます。
 
さて前回、脳卒中の早期治療の重要性についてお話ししました。それについて、アメリカでは早期治療(血流再開、神経保護、血行再建)の重要性を国民に理解してもらい、脳卒中を制圧していこうという目的で、脳卒中を「ブレイン・アタック」(脳発作)とよぶキャンペーンが大々的におこなわれました。脳卒中は脳におこった緊急事態であるというメッセージです。
 
では、どのような症状が起こると脳卒中と考えて医療機関を受診する必要があるのでしょうか。
これには以下のようなものがあげられます。
 
1. 目が急に見えにくくなる(片方、両方)
2. 顔、手、足がしびれたり、動かしにくくなる
3. 言葉を話したり、言葉を理解しにくくなる
4. めまい、ふらつき、予期しない転倒
5. 急に起こる強い頭痛
 
さらに注意すべきものとして、一過性脳虚血発作(TIA:transient ischemic attack)があります。TIAは「ミニ脳卒中」ともよばれるもので、先ほど紹介したような症状がおこり、通常は数分から数十分、長くても24時間以内に症状がなくなります。一時的に脳への血流が途絶えることかが原因で近い将来に脳卒中が起こる可能性があるため(脳卒中のイエローカード!)、すぐに医療機関を受診する必要があります。
 
今回はここまでです。次回も引き続き脳卒中についてお話ししていきます。  
 
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こんにちは、大阪市西成区天下茶屋の康祐堂鍼灸院です。
 
前回は、「脳卒中」についてお話ししました。
今回も引き続き「脳卒中」についてお話ししていきます。
 
さて、残念ながらもし脳卒中が起こってしまったら、すぐに脳卒中を専門的に診ることができる医療機関(脳卒中科、神経内科、脳神経外科などの医師がいる病院)を受診することです。「すぐに」というのは、調子が悪いので明日病院を受診しようというのでは遅いという意味で、発症後数時間以内に治療を開始することが望ましいと考えられます。
 
早期治療が大切である理由は、脳に栄養を供給する血管の血流がとぎれたり低下する、いわゆる脳虚血という状態になっても、すぐに神経細胞が死滅するわけでなく、適切な処置で神経細胞を救うことができるからです。ある脳の動脈がつまって脳への血流が途絶えてからその領域の脳組織が死んでしまうまで時間的な猶予があります。たとえ血流が半分以下(脳100グラムあたり毎分18ミリリットル以下)に減ったとしても、約3時間以内に血流が戻れば、いったん死にかけた神経細胞はふたたびよみがえる(可逆的)のです。
 
脳虚血の中心の、完全に血流がとぎれた部分のまわりにはペナンブラとよばれる血流が低下した部分があります。ペナンブラは神経細胞がよみがえるか、そのまま死滅してしまうかの分かれ目の部分で、早期治療がものをいう領域です。
 
その発症から約3時間以内は、「治療の窓」ともよばれています。この時間内につまった血管を、薬物、とくにtPA(組織プラスミノーゲン活性化因子)などで治療して血流を再開させることができれば、脳へのダメージを最小限に抑えることができます。
 
今回はここまでです。次回も引き続き脳卒中についてお話ししていきます。  
 
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前回は、「脳卒中」についてお話ししました。
今回も引き続き「脳卒中」についてお話ししていきます。
 
さて、脳卒中は癌(がん)、心疾患についで日本人の死因の第3位です。脳卒中による死者数は年間約13万人、死亡総数の14%にあたります。(平成12年人口動態統計)。患者数としては高血圧、歯疾患、糖尿病につぐ第4位(147万人、平成11年厚生省患者調査)で、国民医療費では癌につぐ第2位(24兆円中2.0兆円、平成11年度国民医療費)ですが、65歳以上の高齢者に限ると国民医療費第1位(12兆円中1.6兆円、平成11年度国民医療費)です。今後、全人口における高齢者の割合が増える少子高齢化社会のなかで、脳卒中の与える社会的影響はさらに増大すると考えられています。
 
このような問題を少しでも好転させるためにはいくつかのポイントがあります。
第1に脳卒中は予防可能な病気であるという点が重要です。すなわち脳卒中の発症を予防できれば、個人にとっても医療経済的な視点からも最良であることに疑問の予知はないわけです。
脳卒中は脳の血管の病気であるため、動脈硬化がその発症の大きな要因です。疫学的にもはっきりしている脳卒中発症の危険因子(ある病気や習慣をもっていると脳卒中になる確率が高まると考えられるもの)を1つでも減らすことが発症の抑制につながります。
 
その危険因子には高血圧、糖尿病、高脂血症などのいわゆる生活習慣病とよばれる病気や、不整脈や心筋梗塞に代表される心臓病などがあり、それらの病気を早期に見つけ治療することが大切です。また禁煙や肥満の防止も重要です。
 
今回はここまでです。次回も引き続き脳卒中についてお話ししていきます。  
 
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